Duolink® PLAフローサイトメトリーキット

従来のフローサイトメトリーでは、これまで、タンパク質間相互作用や微量タンパク質発現を検出する機能に制限がありました。そこでわたしたちは、Duolink^®近接ライゲーションアッセイ（PLA）とフローサイトメトリーを組み合わせた便利なキットを作成し、フローサイトメトリーの測定値でタンパク質間相互作用と分析できるようにしました。Duolink^® flowPLA検出キットの感度が向上したことで、細胞集団内の微量タンパク質ターゲットを検出することが可能になりました。あらゆるフローサイトメトリー機器に対応したシンプルなプロトコールに従って、すぐに発表できるレベルの結果を得ることができます。

Duolink^® flowPLA検出キットでは、10万個の細胞に対する1回あたりの反応量が100 µLであり、約40回分の反応を行うのに十分な試薬が含まれています。各キットの内容は次のとおりです。

• ライゲーションストック（5X） – 希釈して1Xライゲーションバッファーを作成
• リガーゼ（1U/µL） – ライゲーション溶液を作製するために追加
• 増幅ストック（5X） – 希釈して1X増幅バッファーを作成
• ポリメラーゼ（10U/µL） – 増幅溶液を作製するために添加
• 検出ストック（5X） – 希釈して1X検出バッファーを作成

図1. Duolink® flowPLAを使用した末梢血単核細胞の翻訳後修飾の検出

図2. Duolink® flowPLAを使用した微量タンパク質間相互作用の検出