T6397

3,3′,5-トリヨード-L-チロニン ナトリウム塩

powder, BioReagent, suitable for cell culture

• 別名: O-(4-ヒドロキシ-3-ヨードフェニル)-3,5-ジヨード-L-チロシン ナトリウム塩, T₃, リオチロニン
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₅H₁₁I₃NNaO₄
• CAS Number: 55-06-1
• 分子量: 672.96
• Beilstein: 8179867
• EC Number: 200-223-5
• MDL番号: MFCD00002594
• UNSPSCコード: 12352209
• PubChem Substance ID: 24900372
• NACRES: NA.77

特性

• 由来生物: synthetic
• 品質水準: 200
• 製品種目: BioReagent
• アッセイ: ≥95%
• フォーム: powder
• 有効性: 0.02-50 ng/mL (lit.)
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• 溶解性: ethanol/1 M HCl (4:1): 10 mg/mL, clear, colorless to yellow
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: [Na+].N[C@@H](Cc1cc(I)c(Oc2ccc(O)c(I)c2)c(I)c1)C([O-])=O
• InChI: 1S/C15H12I3NO4.Na/c16-9-6-8(1-2-13(9)20)23-14-10(17)3-7(4-11(14)18)5-12(19)15(21)22;/h1-4,6,12,20H,5,19H2,(H,21,22);/q;+1/p-1/t12-;/m0./s1
• InChI Key: SBXXSUDPJJJJLC-YDALLXLXSA-M
• 遺伝子情報: human ... THRA(7067), THRB(7068) ; rat ... Thra(81812), Thrb(24831)

詳細

詳細

3,3′,5′-トリヨード-L-チロニン（T₃）は甲状腺が産生する内分泌ホルモンで、細胞レベルで活性を有する甲状腺ホルモンとみなされます。チロキシン（T₄）は、T₃の前駆体であり、甲状腺外組織で生成されます。

アプリケーション

3,3′,5′-トリヨード-L-チロニンナトリウム塩は、マウスにおいて甲状腺ホルモン操作を誘導するために使用されています。また、海馬、網膜、近位尿細管および糸球体外植片の細胞培養にも使用されています。

生物化学的／生理学的作用

3,3′,5′-トリヨード-L-チロニン（T₃）は、タンパク質合成の速度を上げ、コレステロールの分解を促進し、胚発生に影響します。細胞培養物内では、T₃は細胞分化およびタンパク質発現を調節します。クロマチン中でのT₃と非ヒストンタンパク質との相互作用により、甲状腺ホルモンが活性化されます。甲状腺ホルモンは組織の分化および発生を調節し、多くの代謝プロセスに影響します。甲状腺機能低下症では循環T₃ホルモンの濃度が低下します。

物理的形状

粉末：20 °C、原液：使用分量で凍結保存、凍結融解を繰り返さない、溶液は2～8 °Cで30日間安定

再構成

20 μg/mLのストック溶液を調製するには、3,3',5-トリヨード-L-チロニン1 mgにつき1 mLの1 N NaOHを加え、溶解させるために撹拌してください。この1N NaOH 1 mLにつき49 mLの滅菌培地を加えてください。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)