L1012

リノール酸

liquid, BioReagent, suitable for cell culture

• 別名: cis-9,cis-12-オクタデカジエン酸
• 化学式: CH₃(CH₂)₄CH=CHCH₂CH=CH(CH₂)₇CO₂H
• CAS Number: 60-33-3
• 分子量: 280.45
• Beilstein: 1727101
• EC Number: 200-470-9
• MDL番号: MFCD00064241
• UNSPSCコード: 12352211
• eCl@ss: 32190102
• PubChem Substance ID: 24896270
• NACRES: NA.75

特性

• 由来生物: plant (Safflower oil)
• 品質水準: 200
• 製品種目: BioReagent
• アッセイ: ≥98%
• フォーム: liquid
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• 屈折率: n20/D 1.466 (lit.)
• bp: 229-230 °C/16 mmHg (lit.)
• mp: −5 °C (lit.)
• 溶解性: NaOH: 1 M; ethanol: soluble
• 密度: 0.902 g/mL at 25 °C (lit.)
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: OC(CCCCCCC/C=C\C/C=C\CCCCC)=O
• InChI: 1S/C18H32O2/c1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11-12-13-14-15-16-17-18(19)20/h6-7,9-10H,2-5,8,11-17H2,1H3,(H,19,20)/b7-6-,10-9-
• InChI Key: OYHQOLUKZRVURQ-HZJYTTRNSA-N
• 遺伝子情報: human ... SOAT1(6646), SOAT2(8435)

詳細

詳細

リノール酸（LA）はアラキドン酸プロスタグランジンおよび他のエイコサノイド合成の前駆体です。LA は植物油および肉に存在しています。

アプリケーション

リノール酸は心筋細胞分化のS12培地の構成成分、精原幹細胞培養およびマウス脂肪由来幹細胞（mASC）の内皮分化の最小必須培地αの構成成分として使用されています。

通常はBSA、シクロデキストリンなどのキャリア分子に結合している脂肪酸で、細胞培養に使用されます。

生物化学的／生理学的作用

リノール酸は、アヒルの初代幹細胞において、細胞増殖や、PPARαおよびそのターゲット遺伝子であるアシル-CoAオキシダーゼなどの遺伝子発現を増加します。

リノール酸（LA）は糖尿病のラットにおける創傷治癒を改善することができます。脂肪組織および血小板中のLAのレベルは冠状動脈疾患と相関関係があります。LAは腫瘍を引き起こし、大腸癌細胞におけるアポトーシスを誘発する可能性があります。研究によってリンパ球におけるその保護効果も裏付けられています。リノール酸は細胞培養で使用するため通常ウシ血清アルブミン（BSA）あるいはシクロデキストリンのようなキャリア分子に結合されています。

包装

密封アンプル入りです。

安全性情報

• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, multi-purpose combination respirator cartridge (US)