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コバルト(II) アセチルアセトナート

97%

• 別名: 2,4-ペンタンジオン コバルト(II)誘導体, Co(acac)₂, ビス(2,4-ペンタンジオナト)コバルト, 第一コバルトアセチルアセトナート
• 化学式: Co(C₅H₇O₂)₂
• CAS Number: 14024-48-7
• 分子量: 257.15
• EC Number: 237-855-6
• MDL番号: MFCD00000014
• UNSPSCコード: 12352103
• PubChem Substance ID: 24853614
• NACRES: NA.23

特性

• 品質水準: 200
• アッセイ: 97%
• フォーム: powder and chunks
• 反応適合性: core: cobalt
• 不純物: ≤3% water
• mp: 165-170 °C (lit.)
• SMILES記法: CC(=O)\C=C(\C)O[Co]O\C(C)=C/C(C)=O
• InChI: 1S/2C5H8O2.Co/c2*1-4(6)3-5(2)7;/h2*3,6H,1-2H3;/q;;+2/p-2/b2*4-3-;
• InChI Key: UTYYEGLZLFAFDI-FDGPNNRMSA-L

詳細

詳細

コバルト（II）アセチルアセトネート（Co（acac）₂）は、中心のコバルト原子が2つのアセチルアセトネート配位子に配位した配位化合物であり、これらの配位子は二座配位子として機能します。有機合成、錯体化学、そして様々な化学反応の触媒など、様々な用途に使用されています。さらに、Co（acac）₂は、化学蒸着（CVD）やレーザー蒸着法などの薄膜製造プロセスの原料としても使用されます。また、コバルト酸化物薄膜の製造においても重要な役割を果たしており、エレクトロニクス、触媒、その他薄膜コーティングを必要とする分野で応用されています。

アプリケーション

• コバルト（II）触媒によるアミン類へのイソシアン化物挿入反応：医薬品合成に適用可能な、コバルト（II）アセチルアセトネート触媒による尿素およびアザヘテロ環合成法について詳述しています（Zhu et al., 2014）。


• イミデート補助によるコバルト触媒 C−H 官能基化：有機合成や材料化学において重要な C-H 官能基化にコバルト（II）アセチルアセトナートを使用する方法について説明しています（Mei & Ackermann, 2016）、


• コバルト（II）アセチルアセトナートを磁性メソ多孔性シリカナノ球体に共有結合で固定化：触媒研究に重要なオレフィンのエポキシ化反応の触媒としての使用に焦点を当てています（Li et al., 2015）。

コバルト(II)アセチルアセトナートは以下として使用できます：

• Co₃O₄ナノ粒子のソルボサーマル合成における前駆体。これらのナノ粒子は高い電気化学的性能を示し、静電容量およびサイクル安定性に優れるため、スーパーキャパシタ材料として使用できる可能性があります。
• 水熱法によるCo₃O₄ナノ粒子の調製における前駆体。得られるCo₃O₄ナノ粒子は非常に均一なメソポーラス構造および調整可能なサイズを示すため、COセンシング用途で有望です。
• 有機金属気相成長法（MOCVD）を使用した酸化コバルト薄膜の成長のための前駆体。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08,GHS05,GHS07,GHS09
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H302,H317,H318,H334,H350i,H360F,H410
• 注意書き: P273 - P280 - P301 + P312 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338 - P308 + P313
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Aquatic Acute 1 - Aquatic Chronic 1 - Carc. 1B Inhalation - Eye Dam. 1 - Repr. 1B - Resp. Sens. 1 - Skin Sens. 1
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves